映画を観て感じることって、映画のストーリーだけじゃなく、世界観だったり、セリフ1つ1つだったりしますよね。
そして、もう1つ大きな楽しみが、ファッションですよね。
その役柄にハマったせいでファッションがカッコよく見える場合もありますが、ファッションだけハマって、その女優や男優にハマらない場合もあります。
今回は登場人物のファッションが参考になる映画を10MOVIE選びました!
男女を特に選ばず、参考にしてもらえたらなと思います。
ファッションおすすめ映画10選!
これから紹介する映画は、ファッションだけじゃなく単純に映画そのものも楽しめるのでぜひ一度は観てみてください。
恋愛ものから、セレブもの。
バイオレンスや若者群像、ロードムービーもの。
社会派もの。
いろいろなストーリー、キャラクターからファッションを学んでいきましょう!
①シングルス(1992年アメリカ):監督キャメロン・クロウ
<あらすじ>
映画全体を通して、「グランジ」というニルヴァーナを代表とするハードロックスタイルが浸透している町シアトルを舞台としています。
- お約束のロッカーを目指しているクリフ
- 超特急の設計を夢見ているスティーブ
- 夢のない日々をおくるウェイトレス
- 留学生にダマされた悲しいハイミスのリンダ
みんなが同じシアトルのアパートメントに住み、よくありがちな人間模様を青春映画の巨匠キャメロン・クロウが描いていきます。
シングルスのファッションは?
シングルスのファッションは、男性はグランジファッションで、女性は90年代ファッションです。
ライダースにショートパンツやチェックのネルシャツが好きな人にはハマる映画ですね。
女性もチェックのシャツや花柄のワンピースを着てるシーンが多いので、古着好きにおすすめの映画ですね。
それとともにグランジロック、ハードロックが全編に流れているのでロックファッション全般が好きな人におすすめです。
②マイブルーベリーナイツ(2007年アメリカ):監督ウォン・カーーウァイ
<あらすじ>
彼氏に振られたばかりのノラ・ジョーンズ扮するエリザベスが、夜中のカフェに訪れることからはじまるちょっとしたロードムービーです。
ジュードロウ扮するイケメンのジェレミーとの楽しいトークをした後に、エリザベスはあてもなくニューヨークからテネシー州に旅に出ます。
その行く先々でいろいろな人との出会いを通して、人間として、女として成長していく女性を描きます。
特に何か特別な出来事があるわけでもなく、淡々と物語が進んでいくウォン・カーウァイの独特のカメラワークがとても気持ちいい。
マイ・ブルーベリー・ナイツのファッションは?
この映画雰囲気がカッコ良いのでオシャレ映画に見えるんですが、実は主人公はかなりダサいファッションのシーンがあったりして、一見微妙なんですが。。
カフェ店主のジュードロウがとにかく、シンプルなシャツやニットキャップのかぶり方なんかがカコイイですね。
新品のTシャツなんかじゃなくて、着古したTシャツやシャツこそ大人の魅力!
さらに終盤に登場してくるナタリー・ポートマンの派手めなファッションもグッド!
リゾート感満載のワンピースがオシャレ!
東京というよりは日本だったら沖縄や離島にいくときに真似したいファッションです。
ナタリー・ポートマンからはリゾートファッションを、ジュード・ロウとノラ・ジョーンズからはリラックスしたバーにでも出かける時のファッションを学びましょう!
③ネオン・デーモン(2016年アメリカ):監督ニコラス・ウィンディング・レフン
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<あらすじ>
まだ16歳になったばかりのエルファニング扮するジェシーが、圧倒的な美貌と若さを武器にファッション業界を上り詰めていく話。
とろろが、鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督の手にかかれば、物凄く分かりやすく、かつ狂気に満ちた女の嫉妬が描かれています。
内容はシンプル、16歳の女の子がモデルに憧れて、どんどん上り詰めるだけです。
ところがそこに嫉妬が加わって。。。
ネオン・デーモンのファッションは?
ファッション業界を体感できるというよりは、エルファンニングの美貌と可愛らしさを存分に楽しめる映画です。
モデルよりの綺麗い目なファッションが多いわけではなく、まだまだモデルの駆け出しでお金もない女の子のガーリーなファッションが楽しめます。
モデルの普段着のシンプルファッションが好きな人におすすめです。
エルファニングの着こなすワンピースはどれも取り入れたいポイントです。
④アデル、ブルーは熱い色(2013年フランス):監督アプデラティフ・ケシシュ
<あらすじ>
主人公のアデルは文学少女で、デモに参加したり文学を学んだりとありきたりの高校生活を送っていた。そんなとき街中で青色の髪をしたエマを見かけ、エマが気になり彼氏とも別れてしまう。
その後LGBTが多く集うパーティーでエマと再開し、美術や文学の話をするうちに親密な関係になっていく。
一旦は同棲しそれぞれの仕事を展開していく彼女たちだが、結局破却していき、それぞれの道を進んでいき、ある時再開する。
フランスの若者の時代背景(デモなど)とファッションが融合したパルムドールを受賞したほどの名作です。
アデル、ブルーは熱い色のファッションは?
この映画の場合には、完全にエマだけです。
アデルは基本的にはファッションには興味のない文学少女なので。
エマはブルーヘアーであることでパンクっぽい印象になっちゃうんですが、実際には髪の色は関係なくショートカットでボーイッシュなファッションが好きな人には参考になる女性です。
⑤トレインスポッティング(1996年イギリス):監督ダニー・ボイル
<あらすじ>
スコットランドを舞台としたヘロイン中毒の若者たちの日常を描いた映画。
設定はもとより、ダニー・ボイル監督の斬新な映像が当時大流行しましたね。
数々のミュージシャンのビデオクリップでも似たような映像を何度もみた気がして、今観ても新鮮です。
内容はかなりヒドイことばかりしていますが、その行動自体も何かオシャレな感じで伝わってくる面白さです。
ドラッグ、ナンパ、軽犯罪、クラビングを繰り返す、20年前の若者像を楽しんでみてください。
トレインスポッティングのファッションは?
ファッションはもう前回でロンドンっ子ファッションです。
一番近いのは、バンドの「ブラー」に近いと思います。
ボトムはデニムで、Tシャツやスウェットが基本のスタイル。
そこにライダース、MA1、ミリタリー、デニムジャケットを羽織る。
もちろん、ロンドンっ子特有の、リバティー柄のシャツもよく出ていた気がしますね。
ドレッシーな場面でもインナーは花柄です。
髪型も、坊主に金髪、銀髪、モヒカン、ロン毛いろいろと出てきて楽しめます。
女性もダイアンのファッションがカッコいいので参考になります。
⑥ブリングリング(2013年アメリカ):監督ソフィア・コッポラ
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早起きして観た映画は微妙🎬ただ若者がセレブの家に侵入して窃盗しまくる。だけの話(´ω`;) #映画#movie #ブリングリング#bringring #エマワトソン#星4つ
<あらすじ>
セレブゾーンに転校してきた冴えないマーク(イズラエル・ブルサール)は、新しい学校で、美しくオシャレな女子生徒たちと知り合います。
ただし、彼女らは超セレブの女優たちのような生活への憧れと、異常なまでの物欲(特にファッション)をもっています。
レベッカの提案で一度セレブの豪邸に忍び込んで盗みを働いたら、もうおしまい!
次から次へといろいろなセレブ、パリス・ヒルトン、リンジー・ローハン、オーランド・ブルームなどの豪邸(しかもリアルハウスです)に忍び込んで、服だけではなく、アクセサリーなどを盗みはじめます。
ところが、犯行は最後まで上手くいくわけもなく。。。
ブリングリングのファッションは?
ブリングリングのファッションは、ガチのセレブファッションです。
特にパリスヒルトンのリアルハウスでは、シューズコーナーでは100足以上のブーツやヒールがところせましと並び、ルブタンなどの高級品ばかりです。
ドレスルームもミラールームになっていてセレブ感満載。
地下にはポールダンスもできるパーティールームがあったりと、セレブ生活に憧れている人にはぜひ観てもらいたい作品ですね。
パクっている服も、全部ブランド品なので、身につけているサングラスやバックなどの小物なども目が離せないポイントです。
ちょっとばかりティーン向けのファッションセンスですが、身につけているものは高級品ばかりです。
⑦プラダを着た悪魔(2003年アメリカ):監督デヴィッド・フランケル
<あらすじ>
何かの間違いでジャーナリスト志望だった女性アンドレア(アンハサウェイ)は、ファッション雑誌の編集部に入社してしまいます。
そのファッション雑誌が業界でもナンバー1のファッション誌であり、悪魔のような上司ミランダ・プリーストリーがトップにいることで、彼女の苦悩がはじまります。
とはいえ、根性のあるアンドレアは次第にミランダのプレッシャーやちょっとしたイジメ(かなり酷いけど)にもめげずにファッション業界の編集者として成長するとともにファッションのセンスも磨きがかかり、ミランダにとってなくてはならない右腕にまで成長していきます。
この映画、あれだけ美しいアン・ハサウェイがブス設定、ダサい設定でスタートするのがかなり謎なのですが、どんどん綺麗になっていく様は必見です!
プラダを着た悪魔のファッションは?
映画に登場してくる、ファッションは高級ブランドがメインです。
ラグジュアリーなものよりはシャネルやプラダのいかにも高そうなファッションがメインです。
ハイブランドが好きな人におすすめの映画ですね。
コーディネートもプロのスタイリストがついてるので完璧でしょう。
⑧タクシードライバー(1976年アメリカ):監督マーティン・スコセッシ
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Billie Perkins, Jodie Foster and Robert De Niro on the set of Taxi Driver (1975)
<あらすじ>
主人公のトラヴィスは、海兵隊上がりでニューヨークにやってきますが、戦争の影響もあり不眠症で、寝付けません。
そのため夜のタクシードライバーの仕事をはじめます。夜の街をただ当てもなく走り続けるのです。
そんな中、不良少女を助けようと思ったり、政治支援活動をしている女性に惹かれたり、暴力やドラッグを目の当たりにする中で、徐々に精神に異常をきたし、不穏な行動をとりはじめます。
本作、家出少女として異彩を放つアイリス役にはその後大女優と成長していく、ジョディ・フォスターが演じています。
タクシードライバーのファッションは?
タクシードライバーは序盤は単なる冴えないおっさんファッションですが、終盤トラヴィスがテロを計画するあたりから徐々にオシャレになっていきます。
そして、最後の最後にM65にワッペンや政治メッセージのバッジをつけて登場したシーンが最高潮です。
現在でもいろいろなブランドから類似商品やまったく同一のレプリカなどが発売され続けています。
何気にトレーニング中に着ているロゴTシャツなんかもカッコいいですよ。
また、序盤の不眠時代の渋いジャケットも結構人気で、これまたレプリカが発売されています。
⑨ラストデイズ(2005年アメリカ):監督ガス・ヴァン・サント
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ラストデイズのファッションは?
⑩
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
<あらすじ>
カート・コバーンと思われる風貌のブレイクの自殺するまでの最後の2日間を描いています。
カート・コバーン好きには辛くもあり、楽しくもある映像美を堪能できます。
独り言をつぶやきながら、森の中を歩いたり、音楽を奏でたり、ただ単にボーッとしたり。
そんな中少しずつ最後は近づいてきます。
ラストデイズのファッションは?
ほぼ全てのカート・コバーンファッションを楽しめます。
カーディガン、ネルシャツ、ダメージデニム、そして、赤黒ボーダーです。
ただし、僕みたいにカート・コバーン大好きすぎの人には物足りないレプリカで。
ボーダーの太さや、カーディガンの柄、デニムのダメージ具合、パッチ具合は少しずつズレてます。
それでもカート・コバーン風ファッションを存分に味わえる映画です。
⑩スナッチ(2000年アメリカ):監督ガイ・リッチー
<あらすじ>
ガイリッチー監督の名作中の名作スナッチは、2つのストーリーが絶妙に交差するガイ・リッチーの得意分野です。
強盗団によるダイヤモンド強盗、ボクシング賭博、ギャンブル中毒、そして、裏切りが合わさることで最上級のドタバタ劇が楽しめます。
- フランキー強盗団:ベニチオ・デルトロ
- 裏ボクシングのプロモーター:ジェイソン・ステイサム
- パイキー:ブラッド・ピット
このメンツだけも面白いこと間違いなしのドタバタ劇です。
スナッチのファッションは?
特に、パイキーのブラッド・ピッド扮するミッキーたちのごちゃ混ぜファッションがとてもカッコいいのが魅力。
パイキーはお金がないので、スーツスタイルに古着をミックスしていたりして、かなり楽しめます。
オッサン風のレザーのキャップをいつも被ってるのも、なんかオシャレ。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
映画を観ると、ファッション感覚をインスパイアされる人って結構いると思います。
映画の中の世界観によって刺激される場合もあれば、映画の中の特定の人物のファッションにどハマりする場合もあるでしょう。
ファッションジャンルにハマったり、特定の小物にハマったり、いろいろと楽しめるのが映画の良いところ。
ぜひ、ここで紹介した映画の登場人物のファッションを楽しんでみてください。
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